2019年9月に1週間の夏季休暇を取得した。夏季休暇は毎年東北を回っている。
その時の日々の行動を記録した(ほぼ自分のための備忘録である)。
3日目 月曜日
暑くて真夜中の1時ごろに目が覚める。ドアを開けて天気予報を確認する。午後から下り坂になることは変わらず、午前中に下山を目指せば岩手山に登れそうだ。最終判断は起床時の状況にするとして、また眠る。
岩手山
4時に起きて、ハイドレーションに水を入れたり、登山用の服に着替えたり準備をする。夜明け前に駐車場を出発した。
旭日之湯 6湯目
昼前に焼走り国際交流村に戻ってきた。登山靴をサンダルに履き替えてハイドレーションの水を捨てて乾かしていると、お昼のサイレンがなった。岩手山には雲がかかっている。晴れているうちに登れてよかった。登山後の温泉は「旭日之湯」にする。高台から麓へとエンジンブレーキに任せて下った。
大鰐温泉 大湯会館 7湯目
途中鹿角でコーヒーを買って、それ以外はとまらず大鰐温泉まで来た。大湯会館は建て直しをしていてゴールデンウィークの時はまだ工事中だったように思う。もう再開しているはずだから行ってみる。16時くらいでこれから混み始めるくらいの感じ。駐車場も余裕があった。200円。さすが青森、安い。
大鰐温泉も閉館した共同浴場があり、早めに回らなければならないと思いながらも、特徴がないのでどうしても他を優先してしまう。
冬場の電車での旅行でいつも候補にはするのだけれど、部屋食のできる湯治宿がなかなか見つからない。食堂や飲み屋はありそうなので、素泊まりでもいけるかな。
弘前 岩木山周辺
今夜の泊まりにむけて、マックスバリュ樋の口店で夕食を買う。樋の口店はこんなに大きかったかな。自分の覚えている店はもっと小さかったような気がする。
食料調達後、岩木山に向かう。暑いので少しでも高いところのほうがよい。でも嶽温泉あたりでも高度は400m程度なので気温が下がることはあまり期待できない。
岩木山周辺は車をとめる場所がたくさんあって、車中泊の場所には事欠かない。誰もいない場所を探して今日の行動を終える。
4日目 火曜日
岩木山を登ってもうひとつのターゲットは鳥海山だ。鳥海山を木曜日に登るとすると水曜が移動日になるので、今日は完全にフリー。洗濯をしてフラフラすることにする。
ポパイ温泉 8湯目
まずは青森方面を目指す。リベルタつかのSSで給油。弘前周辺はガソリンが安い。ここはもともと安いのに割引のQRコードを自由に使えるのでさらに安い。
米沢あたりが最も高くて北上するほど安くなってくる。配送コストの点で海に近いほうが安くなるのだろうか。
ポパイ温泉には9時頃着いた。よこに長くて部屋のようなものが見える。宿泊もやっているのか?
入口が二つあってよくわからないので右側から入った。受付で「家族風呂ですか?」と聞かれたので違うと答えたら、入口は左側なんだそうだ。部屋のようなものは家族風呂だったのか。あらためて左側の入口から入りなおす。
左側の入口は広く、野菜を売っていた。トマトがお盆に大量にのって500円だった。
浴場は大きめの銭湯という感じで、温泉はなんとモール泉だ。東北町のほうは軒並みモール泉だが、浪岡にもモール泉があるとは知らなかった。
モール泉の温泉ではカランも源泉であることが多いが、ここのカランも源泉であった。タオルが茶色に染まる。
打たせ湯、歩行風呂(下に石が置いてあってその上を歩く)、露天風呂もあってかけ流しで素晴らしい。これで380円なので青森はすごいと思う。
コインランドリー
新青森駅を見たことがなかったので青森に行く。新青森駅のちかくにコインランドリーJabba石江店というのがあるので、洗濯中に新青森駅を見学できる。
クリーニング屋さんと併設されたコインランドリーで、洗濯機は4台あるものの小型は1台しかなく使用中だった。仕方なく大型を使用するが、乾燥込みで1,000円もする。普段コインランドリーを使わないので相場が分からず、高いのか安いのか不明。
ローソンでコーヒーを買って新青森駅と周辺を探索する。新幹線駅はたいがい同じようなもので、ここもなにかある訳ではない。立ち食いそばでもあれば食べようかと思ったが、観光客向けの食堂みたいなのしかなかったので何も食べずに戻った。
秋元やきそば
これから津軽半島か下北半島へ向かう手もあるけれど、なんとなく弘前に戻ることにする。昼食の時間になったので食堂を探し、黒石市のつゆ焼きそばを食べることにした。
湯段温泉 新栄館 9湯目
弘前周辺をぶらぶらした後、夕方の温泉として昨日発見した湯段温泉にむかう。
嶽温泉周辺はもう何度も泊まっているのに、湯段温泉というのは知らなかった。現地に行ってみると別荘地のようで、なかに何軒か旅館がある。「ゆだんの宿」というところの前に駐車場があったので、車をとめて探索する。
渋い旅館があるが今は営業していないようだ。
こういう旅館があるのであれば、過去は人気の温泉地だったのだろう。でもいまは静けさにあふれている。
ゆだんの宿も日帰り入浴できるようだけれど、おばちゃんたちの会話が盛んに聞こえてくるので反対側の新栄館にいく。
誰もいないようだが料金を袋にいれて勝手にはいってくれと書いてあるので、そのとおりにする。
ただ袋というのが冷蔵庫の上の箱なのか、その横の壁に下がっているものなのか分からない。答はでないので壁の袋にいれておいた。
浴槽には鉄っぽい温泉がかけ流されている。
嶽温泉は白い湯なのに少し離れただけでずいぶん違うものだ。
よく行く寿司屋の親方に写真を見せたら「俺はこんなところに入りたくない」と言っていたが、これこそが自分の求める温泉である。
出たり入ったり十分に満喫できたので、外に出て涼む。ここも元は旅館で、いまは日帰りだけ受け付けているようだ。閉館まで時間の問題なのかもしれないが、できるだけ長く続けてほしいものだ。
日が暮れ始めたのでマックスバリュ岩木店まで戻って夕食を調達した。
岩木青少年スポーツセンターのキャンプ場を見にいったら、なんと一人1,000円になっている。数年前は300円だったのに。
広くて空いていて、温泉つきで使い勝手がよかったのだけれど、すっかり高級キャンプ場になってしまったなあ。
今日も岩木山周辺で寝ることにする。