【湯治宿・自炊宿の宿泊】山形県鶴岡市 湯野浜温泉 真砂子屋

岩手県北上市を出発して秋田県湯沢市を経由し、そこから国道344号を通って庄内に来た。
最上から庄内に抜ける山道はもう秋が始まってる。

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真室川町を過ぎて酒田市にはいったところにある慈光滝には虹がかかっていた。

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湯野浜温泉

車で旅行するときは車中泊が基本で、WiFiを使いたいときに自炊ができる温泉宿で素泊まりすることが多い。
冬場に公共交通機関で移動するときは食事付きの温泉宿に泊まる。

今回は例外ということで湯野浜温泉の真砂子屋に二食付きで泊まってみることにした。GoToトラベルで食事代くらいは割引されるだろう。
湯野浜温泉は以前、しらはま屋に泊まったことがあり、真砂子屋としらはま屋は近所で宿泊料もほぼ同じである。

この二つの旅館(民宿)の違いは如何に。

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真砂子屋

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写真の右にある館を一人客用に使っているようで、最初の到着客ということあって二階の六つの部屋から選ばせてくれた。
泊まったことのある旅館ならば人の移動も分かるのでこの部屋がいいと思うことはあっても、初めてのところではどれが良いかは分からない。
勧められるままに二間続きの部屋にしたが、WiFiを使うことが分かるとここが一番電波が強いと別の8畳の部屋を勧めてくれた。

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部屋には冷蔵庫がありティッシュもある。
アメニティはタオル、歯ブラシ、浴衣がカゴに詰められていて、設備は十分である。

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冷暖房はクーラーがあるけれど、窓が2面にあり窓を開けると風が通って心地よく、今の時期ならば窓を開けるだけで十分だ。ただ二重窓になっているので開けるのに手間がかかり、旅館の前の道の交通量が多いので窓を開けると車の音がうるさい。

WiFiは22Mbpsでた。ときどき接続されたまま通信できないことがあったけれど、通常の利用に支障はない。
洗面所の横には一般ゴミ、カン、ペットボトルのゴミ箱がある。
浴場の手前に洗濯機が2台あって無料で使用できるが、洗剤を100円で買えと書いてあった。

温泉

浴場は1Fに男女別に一つずつ。
カランが五つで、4人入ればいっぱいくらいの浴槽に塩辛い湯が注がれている。

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塩分のある温泉は夏ベタベタして辛いけれど、今の時期ならば流さずとも平気である。 また暑い時期であってもシャワーは真水のようなので問題ない。

何時まで利用できるか聞かなかったけれど、深夜2時ごろ起きたときに入れたのでおそらく入れるのだと思う。

食事

食事は夜、朝とも1Fの大広間でいただく。
ここは部屋食だと思っていたのだけれど、改めてじゃらんや楽天トラベルの説明を見ると部屋食なんて書いてなかった。なんで部屋食だと思ったんだろ。

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飲み屋なら飲まない人がいようとガブガブ飲むのだけれど、こういう場所では飲まないことにしている。最初からご飯を持ってきてもらう。
大広間の食事なら素泊まりでよかったなと思うけれど、十分に確認しなかった自分が悪い。
カニもあまり好きではないので(別のものに替えてくれるらしいけれど、わざわざ前日までに連絡するのも面倒なのでそのままにしている)、速攻で食べて部屋に戻る。

朝は部屋でゆっくりしたいので、部屋食より大広間のほうが有り難い。
しらはま屋は夜は部屋食で、朝は大広間でベストだった。

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真砂子屋としらはま屋の違い

結局は好き好きなんだけれど、どっちがいいか聞かれれば次の点が比較ポイントになるように思う。

  • 部屋食を希望するならしらはま屋。
  • 設備はどちらも変わらないけれど、少しでも新しいほうがよいならば真砂子屋。
  • 温泉は同じだと思う。どちらも現実的には深夜入浴できるが、しらはま屋は23時までにしてくれと言われる。
  • サービスも変わらない。どちらも帰りに女将(大女将と若女将の違いはあれど)と話したけれど、楽しく送り出していただいた。ただ今はコロナ禍で仕方ないのだが、旅館の人は皆マスクをしていたので顔を覚えることができなかった。顔を覚えないままではなかなか馴染めないので新たに常連を獲得するのは大変だ。

どちらも営業の体は民宿で、基本的に自分でやってくれという形なので好きなほうを決めて何度も通って馴染んでいくのが良いと思う。
どちらもお勧めの宿です。