【中通りの温泉】福島県三春町 さいとうの湯 元湯 上の湯

ラジウム温泉というものがある。
一定量以上のラドンを含む温泉が放射能泉で、それを一般にラジウム温泉と呼ぶらしい。そして高血圧や動脈硬化、関節痛に効くそうだ。

効能はさておき、そういえば放射能線というものに入ったことがないなということで近場で日帰り入浴ができるところを探すと、三春町に放射能線があるらしい。
まったく近場ではなく山深そうなところであったが、雪の心配もなさそうなので行ってきた。

斎藤の湯

三春町には、馬場の湯温泉、やわらぎの湯、斎藤の湯という三つの温泉があって、どこもラジウム線らしい。
どこに行ってもよかったけれど、一番古くからありそうな斎藤の湯に行くことにした。

斎藤の湯は三春町といってもどちらかといえば郡山市が近いくらいの山のなかにあった。
上の湯と下の湯と二つの旅館があって、Google Mapの情報では上の湯のほうが日帰り入浴には適しているように見える。 NAVITIMEでは下の湯しか出てこなかったので下の湯を目標にその先の上の湯まで行くことにする。

NAVITIMEの案内通り行ったのでどこを通ったのか定かではないが、途中から上の湯と下の湯が競うように看板を出しており、指示通り川沿いを進む。

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川沿いを進むと交差点の先に下の湯が見える。
周辺の空き地には車がけっこう止まっていて、日帰り入浴も受け付けているようだ。そのまま下の湯に行っても良かったけれど、混んでいそうなのでやはり上の湯まで行くことにした。

上の湯

下の湯から上の湯への道は対向車が来たら困るなという細さであるが、上の湯までは200メートルくらいである。
営業中の旗がまぶしい。
川と山に挟まれた誰がどう見ても湯治場という建物で、期待が膨らむ。

さいとうの湯 上の湯

温泉に期待は膨らむものの、建物の先の駐車場は区画が6台に区切られているが大変狭い。
混雑時は苦労しそう。

さいとうの湯 上の湯

その駐車場の先にはバス停がある。
10:51と14:24の2本のみではあるが、チェックイン、アウトにはちょうど良さそうな時間で、バスの乗り換えを使えば三春駅経由でJRとバスでの湯治もできそうだ。

さいとうの湯 上の湯

受付

湯治宿らしく受付には誰もいない。
受付には「御用の方は声をかけて下さい(返事がない時はベルを鳴らして下さい)」と書いてある。
書いてあるとおり容赦なくベルを鳴らす。誰も来ない。

湯治宿なんてこんなもんである。出かけて誰もいない等は普通のことである。
しばらく待ってリリリリリリーンと続けて鳴らすと「はーい」と返事があった。
同時に湯上がりの日帰り客が来て「さっきまでいたけどねー」と声をかけてくれたが、こちらはもう解決しているのである。

さいとうの湯 上の湯 受付

入浴料は330円。安い。
ラジウム泉に入れて銭湯より安いのはいいなぁ(ラジウム泉にはいったことないけれど)。

温泉

玄関にはいって左側に行くと温泉(冷泉)である。
浴場までは湯治宿らしい部屋の前を通っていく。

さいとうの湯 上の湯

こういう障子だけの部屋に泊まったことはないしちょっと抵抗もあるのだけれど、やっぱりこういうのはいいなぁと思う。
その先に湯上がりの休憩場所のようなところがあってその先が脱衣場である。

脱衣場にはカゴしかないので、貴重品がある場合はここのコインロッカーを使う。100円が返ってくるタイプである。

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浴槽には白い湯の花が舞っている。
あとで思ったことではあるけれどラジウム泉というのはとても暖まるのかもしれない。
最近は塩化物泉でもなければ汗が引かないことはなかったのだけれど、ここは車に乗ったあと窓を開けて走っても汗が引かなかった(気温は5度くらいであった)。

さいとうの湯 上の湯

冷泉なので、入浴時間が泊まり客であっても21時までなのが残念である。夜型の自分には夜入れないのは厳しいなぁ。
川を見ながら温泉に浸かったり、火照った体でうろつくのは楽しそうな旅館である。
もう少し年をとったらもっと早く寝て早く起きるようになるだろうか。

ちなみに2020年現在で宿泊料は一泊二食付きで、 7,800円+消費前780円+入湯税150円の計8,730円である。