【青森県上北の温泉】青森県七戸町 すもも沢温泉郷

わかさぎ公園浜台キャンプ場に泊まった翌朝、すもも沢温泉郷に行った。
小川原湖周辺の温泉はたいてい朝早くからやっていて便利だ。キャンプ場から一番近いのはおそらく「ひばの湯 ぽぷら」だけれど、ここは例外的に平日は12時からの営業である。

朝6時のキャンプ場には虹がかかっていた。

わかさぎ公園浜台キャンプ場

すもも沢(李沢)温泉郷

温泉郷という名前であるが他に温泉があるわけではなく、ここ一軒のみの営業である。
もともと人のための温泉ではなくすっぽん養殖用にほった温泉を人間にも提供しているようだ。

人間用の温泉の右手には「宿泊・宴会 カラオケ道場」と書かれた建物があり、従業員休憩所とも書かれている。その向こうにはすっぽんの養殖場と思われるビニールハウスがある。

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すっぽんの養殖場には「すっぽんは警戒心が強く、人や動物が近づくと砂に潜ってしまい、餌を食べず成長が遅れてしまいます」と書かれていて立ち入り禁止のようだ。
すっぽん養殖のほうがメインの事業と思われるので、温泉を拝借している人間は邪魔をしてはならぬ。

さて人間用の温泉は旧館と新館の二つがあって、到着したときにちょうど旧館に入った人がいたのでこちらは新館にはいることにした。
左の写真が旧館、右が新館である。

すもも沢温泉郷 旧館すもも沢温泉郷 新館

行ったのが7時前ということもあって受付には誰もおらず、料金300円を置いて勝手に入れば良いようだ。
ただし入り口の画像がモニターに写っていて録画されているようなので、せこいことを考えてはいけない。

新館という名だけあって脱衣場は新しく綺麗だ。

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先客が一人いたけれどすぐに帰ってしまったので、温泉を独占できた。

浴槽は二つあって、カランは三つの並びと五つの並びの計八つある。入口側の三つからは脱衣場が見えるので、こちらのほうがセキュリティ面で安心できる。
最初五つ側の一つを使っていたらお湯の出が悪く節水なら仕方なしと思っていたが、三つ側に写ったらダバダバと出た。場所で水圧が違うようだ。

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奥のほうの浴槽に温泉が注ぎ込まれ手前の浴槽にオーバーフローするような作りだったので、奥が熱く手前が温いということになるのだろうけれど、そもそも温めなので二つの浴槽にそれほど違いがあるわけではない。
温泉はこのあたり標準のモール泉でヌルヌルする。

外は雨が降っていて動く気がしない。また7時台の朝風呂好きな人で混雑しそうな時間帯にもかかわらず独占でき、温めの湯ということもあり1時間10分ほど滞在してしまった。
そもそも一次産業に従事する方の入浴時間が違うのか、もしくはここは営業開始が4時とおそろしく早いので朝風呂勢も帰ったあとだったのかもしれない。

浴場の窓からは謎の施設が見える。

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終始人がいなかったので、温泉の裏側がなんなのか、また宿泊もできるようだが一泊いくらなのか多くの謎が残ってしまった。
またホームページには看板犬がいると書かれているが、犬の気配もなかった。

周りは田圃でのんびりした雰囲気でモール泉もすばらしいので、次回は人のいるだろう時間帯に来てみたい。
宿泊費が安ければここに泊まるのも楽しそうだ。