【中越の温泉】魚沼市 上野鉱泉 中の湯

魚沼から津南に抜ける国道353号に魚沼側からはいって車で数分走ると、上野(うわの)鉱泉という温泉地がある。国道沿いに手前から名月荘、松寿館、中の湯、奥の湯と4つの旅館の建物が少しづつ離れて建っている。奥の湯は建物はあるものの営業は止してしまったようで、いまは手前の3つの旅館が営業している。
祝日前の月曜日に3軒の一番奥に位置する中の湯に行ってきた。

上野鉱泉 中の湯

上野鉱泉 中の湯

このあたりに温泉旅館が点在しているなというのは、津南町に行くときに気づいていた。でも旅館だけで共同浴場はないようなので寄ったことはなかった。
六日町、湯沢の共同浴場も行き尽くしたし、平日なので旅館でもそれほど混雑はしていないだろうと塩沢道路ステーションに車を止めて3軒が日帰り可能なのかどうか確認する。どこも可能なようなので、記憶に残っている中の湯に行くことにする。なんとなく山沿いにあったような気がするので、ともかく行ってみようと国道353号に入るとすぐそこだった。

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カーブの先に「湯元 中の湯」と黄色の看板のある旅館が見えてくるが、駐車場が見当たらない。一度通り過ぎながら確認するも入口階段下の空きスペースには旅館のものと思われるバンが止まっているし、豆腐屋をはさんだ先の家の前のスペースが中の湯の駐車場なのかどうか分からない。
Uターンして再度確認するもよく分からないので、魚沼側にある食堂353という看板のでているチェーン着脱場みたいなところに車を止めた。食堂353はすでに営業していないようだ。ただ今回はここに止めたというだけで、ここを使っていいのかどうかは不明。帰りに聞こうと思っていたら誰もおらず聞けなかった。

玄関に入って声をかけると女将さんらしい人が出てきた。入浴料金は500円。2Fに上がって廊下を渡ったところが浴場だという。そんなに大きな旅館とは思わなかったが別棟があるようだ。

上野鉱泉 中の湯

言われたとおり2Fに上がるとまず目につくのが自炊用の台所を兼ねた休憩所である。流しと10円投入式のガスコンロがある。
鍋や食器は見当たらなかったので、持参が必要なのかも。ただ新館側の台所にフライパンはあった。部屋に食器類がおいてある湯治宿もあるので、このあたりは一度宿泊して調査してみたい。

中の湯 休憩所

休憩所をすぎて新館側にいくと浴場がある。
入浴時間は8時から20時30分と書いてあるので、宿泊客は同時間帯に入浴可能ということか。24時間入浴できないのは残念だけれど、鉱泉だと沸かすのに燃料代がかかるし仕方ない。台所のガスの使用は6時より21時と書いてあったので、夜は早く寝るしかない。
ちなみに日帰りは9時から16時らしい。ただ旅館なので宿泊で忙しければ断られる可能性もあるので、忙しくないときを狙って行ったほうが無難である。

中の湯 浴場

浴槽には勢いよく湯が流れ込んでいる。鉱泉なので加温、循環だと思うが、かすかに硫黄の香りは残っている。
温めで長時間はいってものぼせないタイプの鉱泉だ。
大きくとられた窓からは国道353号を走る車が見える。

中の湯 浴槽

湯の投入口の上には、源泉がそのまま注がれているところがある。加温した湯とそれほど違いは感じなかった。飲泉用にあるのかもしれないが、そもそも飲泉可なのかどうか分からない。
この源泉部分がもともとは女湯からもすくえるように大きく開いていたところを、おそらく覗くやつがいたのだろう、プラスチック板のようなものでふさいである。不届きである。
女湯と男湯の仕切りもガラスの厚いようなやつで、なんとなく向こうが見えそうである。元々おおらかな土地だったのだろう。

中の湯 投入口

湯からあがって休憩所で休んでいると、汗が吹き出してきた。のぼせない湯だとは思うけれどやはり体は温まっているのだろう。
休憩している間、宿の人が今日の宿泊の準備で布団を運んだり行き来していた。

しばらく休憩した後、玄関で声をかけたが誰もいないようだったのでそのまま出る。
駐車してある場所に戻りながら振り返ると、男湯は国道からよく見える(女湯は囲いがしてある)。

上野鉱泉 中の湯

窓際に立って国道を走る車を眺めたりしていたが、ひょっとしたら丸見えだったのかもしれない。
夜で明かりが点いていれば更によく見える可能性があるので気をつけたい。