【奥会津の温泉】柳津町 柳津温泉 あづまや

一ヶ月ぶりに柳津である。
12時ちょっと前に柳津駅に着いた。今日は早いうちに魚沼市まで行きたいので、柳津に長時間いることはできない(国道252号で柳津から魚沼までだいたい3時間かかる)。
車を駐車場に止めてタオルだけ持って、円蔵寺のほうに歩いていく。歩き始めるとすぐお昼のサイレンが鳴った。

柳津町

円蔵寺の表参道まで降りていく。ちなみに駅から見て手前にある裏参道は、斜面改修工事で今は使用できない。
途中にある小池菓子舗は相変わらず盛況だ。といっても土曜の夕方のように行列が出来ているわけではなく、少しづつお客さんが来て店頭にはいつも客がいるような状態である。先の数軒のお菓子屋さんは空いていた。
喜多方で聞いたラーメン屋の話ではあるが、地元の人は行列が常に出来ているような店に並んでまでラーメンを食べることはしないそうだ。ここ柳津でも地元の人がお土産にまんじゅうを買うときは、馴染みの他の店で買ったりしているのだろうか。

表参道を過ぎて、キッチン柳を見るとたいへん混雑している。もし空いていたならばソースかつ丼の形状を検証しようと思っていたのだけれど、ちょっと無理そう。残念。
大清水で水分を補給した後、表参道まで戻る。

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塔之坊 あづまや

表参道の入り口には参道側に1軒、道をはさんで川側に1軒の2軒の旅館があり、今回は川のほうにある「あづまや」に行ってみることにした。なぜあづまやを選んだかというと、google mapのクチコミでもう1軒のほうに日帰り入浴は断られたと書いてあったからである。日曜の昼過ぎなので断られることもないとは思うが、無駄に精神的ダメージを受ける必要もない。

あづまやの入り口は自動ドアとなっているものの、昼時で来客もないからか電源が切られており手で開けるよう書かれていた。

あづまや

ドアを開けて帳場を見ると電気が消えていたので、奥に声をかけると女将さんが出てきた。たいへん腰の低い方である。
料金は入浴料500円と入湯税150円の計650円。鉄分の多い赤い湯で、源泉のままなので熱ければ水を入れてくださいと説明される。つきみが丘町民センターは赤くなかったような気がするけれど、源泉が違うのか。

温泉は玄関を入ってすぐのところにあった。黒牛の湯と書いてある。

あづまや 入口

なかは廊下になっており、手前が女性用の浴場で、奥が男性用の浴場になっている。男性用浴場の入口にある給湯器のスイッチを入れてからはいる。シャワーの給湯用だそうだ。

浴槽は3人も入ればいっぱいになりそうな小ぶりなものだが、かけ流しならこのくらいがちょうどよいのだろう。
女将さんが言っていたとおりかなり熱い。ただ上から源泉を投入しているので浴槽の上方が熱くなっているだけで、かき混ぜるとちょうどよくなった。ちょうど良いと言ってもぬる湯好きには厳しい暑さではある。

温泉は奥会津によくある鉄分の多い湯で塩辛い。

あづまや 浴場

写真ではそれほど赤くは見えないけれど、かなり沈殿しているのでかき混ぜると赤くなる。
またナトリウム - 塩化物泉なので非常に温まる。塩辛い温泉は長時間はいるとのぼせるので気をつけたい。

あづまや 浴場

窓からは只見川がよく見える。ちょうど川をはさんで正面がきよひめ公園なので、うかつにブラインドはあげないほうがよいと思う。
右にある白い建物があづまやである。

きよひめ公園

出掛けに女将さんに「つきみが丘町民センターのお湯とは違うんですね」と話すと同じだという。このあたりの旅館の源泉は同じで、つきみが丘町民センターは循環させているので色がとれているのではないかということだった。
同じ源泉ならば、こちらのほうが断然よいではないか。

女将さんに挨拶して外にでる。自動ドアの電源は入っていた。

帰り道であづまやのwebページを見ると、露天風呂があると書かれている。これが上階にあるのか、それとも今回入浴した風呂の手前にあった女性用の風呂なのかは謎である。

ぱん工房 あかべこ

あずまやで入浴した後、柳津で食事をとることはあきらめて「あかべこ」でパンを買う。

ぱん工房 あかべこ

閉店近くなっていくと数が残っていなくて寂しいが、昼時なのでたくさんある。 小さい型の食パンを厚く切ったうえにグラタンをのせているという、なかなか攻めたパンがあった。450円。あと赤っぽいクリームが入ったパンを買う。

電子マネーに加え、 paypayが導入されていた。店内ではソフトバンクの電波が弱く、支払いまで時間を要するもなんとか支払い可能。paypayは取り扱い店舗がすごいペースで増えていて便利だが、親会社のソフトバンクの電波が弱いところがいくつもある。うまく連携してほしい。

あかべこのパンを食べながら六十里越を越えた。