飯坂温泉に向かう途中で月光温泉によった。
月光温泉にはクアハイムという宿泊施設を兼ねた温泉センターのようなものがある。そこは夜遅くまで日帰り入浴ができるので、2年前の夜に来たことがある。
当時のクアハイムの入浴料は1時間520円で(今は550円)、夜遅かったのかもしれないが広い浴場にあまり入浴客はいなかった。
入浴後駐車場で涼んでいると、クアハイムの向かいの建物にぽつぽつと人が吸い込まれているのが見える。建物には「月光温泉大浴場」と書かれた看板がある。
なぜ温泉施設が向かい合って立っているのか理屈が分からないが、建物に入っていく人の数は月光温泉大浴場のほうが明らかに多い。
施設としてはクアハイムのほうが優れいているはずである。これはなにか特徴がある温泉のはずと「いつか行きたい温泉リスト」に追加し、今回の訪問となった。
月光温泉
月光温泉は国道4号線バイパスの安積町明見前の信号を東に曲がってすぐのところにある。
前回クアハイムに来たときはNAVITIMEのドライブサポーターに従って裏側のようなところに到着して、周囲をぐるぐるまわった記憶がある。
今回も迷うんだろうなと思っていたらすぐ着いた。地図データも日々アップデートされているのか、そもそも曲がる道を間違えたのかもしれぬ。
月光温泉大浴場
月光温泉大浴場はクアハイムの向かいなので、クアハイムの駐車場に車を止めた。
両者の関係が不明なので、クアハイムの駐車場を使うのが正しいのかどうかは分からない。
入り口を入って右側の受付カウンターには誰もいない。セルフで料金を置いていくタイプかと思ったが小銭がないので困っていると、奥からばあさんが出てきた。帰りにはカウンターに座っていたのでたまたま奥で用を足していただけだと思う。
入浴料400円。昨年10月に350円から400円に値上がりしたそうだ。
脱衣場にはいると入り口から見て右手と左手にロッカーがある。以前は鍵があったのかもしれないが、今はない。
右手のロッカーは浴室から見えるが、左手のロッカーは死角になるのでセキュリティーの面からは右側を使用すべきだ。
どこでもそうだがここも脱衣場荒らしの注意が書いてあるので、怪しければ受付に預けたほうがいいだろう。
4-5人ははいれそうな浴槽からは湯が溢れている。
浴場の入り口には浴槽の周りで寝るなとしきりに書かれているが、この溢れ具合ならば寝たくなる気持ちも分からないではない。ただ狭い浴場なので寝られると迷惑である。
今回は平日の11時前という平均的に空いている時間なのだが、ここは混んでいた。 4つあるカランは埋まっているし、全身に和彫をいれた人までいる。リラックスのための温泉のはずが、ラッシュ時なみの緊張感が漂っている。
最近は見なくなったものの、子供の頃は銭湯通いだったので和彫の人は見慣れていた。最近は格闘技のジムでタトゥー(洋彫?)をやたら見るので、昔から直接の関係はないものの絵がはいった人は周りにたくさんいるような気がする。
しばらく湯につかっているとカランが空いた。結局、和彫の人の横になった。 そっち方面の人は泥酔とかしていない限り自分の生活圏で暴れたりはしないので、気にしないことである。
その後、湯の投入口を観察したり長時間入浴していたのであるが、入れ代わり立ち代わりで客がいなくなることはなかった。
郡山市の中心ではなく南のはずれで、また平日の昼前である。
郡山都市圏の人はどれだけ温泉好きなんだと感心した。