【能代・山本の温泉】秋田県藤里町 湯の沢温泉 和みの湯

岩木山から鰺ヶ沢に出て国道101号サンセットロードを通って能代まで来た。並走する五能線とこの国道はともに観光で人気らしい。
人気といっても何度か走ると特に見るところもなくなってしまうので、鰺ヶ沢からノンストップで東能代まで走った。

東能代駅

湯の沢温泉

秋田県に湯の沢温泉と呼ばれるところは湯沢市、北秋田市、そして藤里町の三箇所にある。名前に沢とつく通りどこも山の中である。
湯沢と北秋田は行ったことがあるが、そもそも藤里町を知らず、東能代駅で温泉を検索してここにも湯の沢という名前があると知った。

和みの湯

二ッ井駅のさきから国道から10kmほど北上すると湯の沢温泉があり、そこを右折して行き止まりまで走ったところに和みの湯がある。

湯の沢温泉 和みの湯

玄関を通り過ぎて駐車場に車を止めると、犬が三匹出迎えてくれる。
吠えることもなくしっぽをふるわけでもなく、覇気なく横たわっている。
建物の中からはワンワン鳴いている声が聞こえてくるので、元気なものいるようだ。

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玄関にはいるとご主人が出てきた。日帰り入浴は400円。 コロナが怖いということで県外客の宿泊は断っているそうだ。それでも日帰り入浴は受け付けているようで、先日も関東からの釣り客が寄ったらしい。

山間をうろうろしているとたいてい釣りか山かと聞かれるので、自分のようにあてもなく来ている人間は珍しいのかもしれない。
以前は何しに来たと聞かれたら「休みでフラフラしている」と答えて露骨に怪しまれたこともあるので、今は仕事だと力強く答えている。ほぼそれで詮索は終わる。

浴場は男女で入れ替えているようで、今日は露天風呂を男性が使える日だそうだ。
ヌルヌルして少し塩辛い温泉が二つの浴槽に掛け流されている。二つの浴槽がどう違うのかは分からなかった。

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露天風呂は外の沢に面していて景色がすばらしい。
ただ湯音はかなり温く、内風呂で十分に温まったあとでないと辛い。源泉の温度が39.7度と低いので加温しても下がってしまうのだろう。
この日は上着を一枚羽織ってちょうどいいくらいの気温でかなり温かったので、冬場に露天風呂が使えるならばそうとう冷たくなると思われる。
温さを快適に感じる夏場だとアブやブヨとの戦いが必要かもしれない。

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帰りがけ、ロビーに女将さんが犬を抱いて座っていた。さっき鳴いていたのはこの犬か。
宿泊料金を聞くと、税込み4,500円プラス暖房費300円とのこと。今は素泊まりのみで食事は提供していないそうだ。

ここの湯は柔らかいと評判だと自信ありげである。 釣りをする温泉好きならここをベースに釣りと温泉三昧というのも良いかもしれない。