休みをとって鳴子温泉郷にいってきた。
鳴子といっても中心の鳴子温泉ではなく、南端の川渡温泉での湯治もどきの旅行です。
鳴子温泉までの道筋は国道4号側の温泉に寄り道し、加美町で食材を調達して国道47号を西へ進むことが多かったのだけれど、今回は国道13号沿線山形県の温泉に立ち寄りながらむかう。
一湯目 高畠町 むくどりの夢館 温もりの湯
朝一の入浴は頭も体も洗いたいのでカランのある銭湯的な温泉を探す。
赤湯温泉やかみのやま温泉には安価な銭湯スタイルの温泉がいくつもある。かみのやま温泉で洗髪料を払って蛇口のハンドルを借りるのは、よそ者に自分にとってはステータスだ。
けれど今回は新規開拓を進めたいので、Google mapで見つけた温もりの湯に行ってみる。
温泉は浜田広介記念館に隣接している。不勉強で氏のことを存じ上げなかったので(高名な童話作家とのこと)入館してみたかったのだが、早朝のため開館していなかった。
温泉は3名くらいが同時に入れる小さめの浴槽で、カランは4つ。ちょっと狭いかな。
私がはいったときは先客が2名だったので狭さは感じなかたけれど、夕刻等の混雑時は洗い場待ちが発生するのかもしれない。
追記
2021年3月をもって閉館してしまうようだ。街の温泉は全国的に閉館が増えており温泉好きにはつらい。
高畠町営温泉、21年に閉館へ 町民有志、存続求め活動
泉質 | アルカリ性単純温泉 |
源泉の温度 | 32.3度 |
供用場所での温度 | 43.0度 |
営業時間 | 07:00 - 20:00 |
定休日 | 第3月曜日 |
料金 | 300円 |
受付有無 | 有人 |
蔵王温泉
国道13号沿線には有名な温泉が多く選択に迷うなか、これまで行ったことのない蔵王温泉を二湯目に選ぶ。
蔵王温泉は観光の方が多く混雑しているだろうと敬遠していたが、平日の午前なら空いていると推測し県道14号からのぼって到着。
近頃の温泉街は寂れているところが多く残念だけど、ここは明るく栄えている・・。スキー場を含めたリゾート地として成功しているのだろうか。
下湯共同浴場
一湯目は下湯共同浴場。
予習不足で蔵王温泉が強酸性とは知らなかった。少し傷にしみるけれど湯加減もちょうどよく長湯ができる。
同じ強酸性の玉川温泉(秋田)はあまりの痛みで、草津温泉(群馬)は熱さで長くはつかれないので、このくらいが適度だ。
泉質 | 酸性・含硫黄ー硫酸塩・塩化物温泉 |
源泉の温度 | 56.9度 |
供用場所での温度 | 43.0度 |
営業時間 | 06:00 - 22:00 |
定休日 | 無休 |
料金 | 200円 |
受付有無 | 無人(入口の料金箱に投入) |
川原湯共同浴場
上湯共同浴場が清掃中だったので川原湯共同浴場へ。
ネットで見ると熱い湯だと書かれているが、当日はそれほどでもなかった。底のほうが熱くて不思議に思っていたら足元からの自噴だそうだ。
水が常に注入された状態で適温だったのでやはり熱い湯なのだろう。
泉質 | 酸性・含硫黄ーアルミニウムー硫酸塩・塩化物温泉 |
源泉の温度 | 45.0度 |
供用場所での温度 | 45.0度 |
営業時間 | 06:00 - 22:00 |
定休日 | 無休 |
料金 | 200円 |
受付有無 | 無人(入口の料金箱に投入) |
タオルが白くなった
温泉巡りには飲み屋でもらった白の年賀タオルを愛用している。タオルは入浴後毎回すすぎ旅行終わりに洗濯機にかけていても、だんだん薄茶色に染まっていく(温泉の成分だと思っている)。
そのタオルが蔵王温泉入浴後になんと白くなった。
蔵王温泉からの移動中に視界にはいるタオルがなんとなく輝いているなとは思っていたが、旅館について改めて見てみると明らかに白くなっている。
川原湯共同浴場には洗面台がなく洗わずにそのまま干していたので、酸性の水により漂白されたのだろうか。
話がそれるが、柔道着や空手着にできる黒い点々やピンクのしみはカビが原因で、カビキラーをかけると一発で除去できる。
蔵王の水で洗濯するとずっと白いままで使えそうだ・・。
川渡温泉に到着しないまま後半へ続く