郷の湯は白河から国道289号を下郷町にむかって37kmほど進み、突き当りを右に曲がって数分のところにある温泉である。
交差点から郷の湯までのちょうど中間点にセブンイレブンがあり、このセブンイレブンはゴミ箱が外にある貴重な店舗だ。
弥五島温泉
下郷町には10:40ごろ着いた。白河周辺にも温泉はあるのだが、どこも開店が9時か10時なので待っておれんと下郷町まで来た。
下郷は温泉はあれども旅館ばかりで共同浴場っぽいのは少ない。おそらくここ郷の湯だけなのではないか。他に知っているという方がいれば教えていただきたい。
隣の南会津町も温泉不毛の地であったが、合併により有力な温泉地を手中に収めている。
国道289号と国道121号の交差点は近辺に滅多にない信号にもかかわらず、信号に交差点名を書いていない。道案内の際に「国道289号と国道121号の交差点」と書くのは面倒なので、交差点名をはっきりさせてもらいたいものである。
とにかくこの交差点を会津方面に進み、先ほどのセブンイレブンを超え、川をわたってゆっくり右にカーブしている先に郷の湯はある。提灯が目印である。
高速でカーブを通過している場合、この提灯に気付いてから、その入口を曲がろうとするとかなりシビアである。その場合は先にもう一つ入口があるのでそちらを使おう。
駐車場はかなり広い。ただ浴場はそれほど大きくないので、駐車場が満車に近かったときは時間が悪かったとあきらめるか、別のところに行くことをお勧めする。
料金は提灯に書いてあるとおり330円。券売機で入浴券を買って受付に渡す。
入口で桃を売っていた。4個で550円、8個で1,100円だ。まだ午前中だったので荷物になると買わなかったが、買っておけばよかった。
男湯の入口のところに無料の貴重品入れがある。脱衣所はかごだけなので積極的に活用したい。
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浴槽
内風呂にはけっこう大きめの浴槽とカランが6つある。
浴槽の大きさと作りから循環であろうと思っていると、注がれている湯量は多く、浴槽からは湯が常にあふれでている。
浴槽のなかを探しても吸い込み口のようなものは見当たらない。どうもかけ流しのようだ(郷の湯のwebを見ると、かけ流しと書いてある)。
この大きさだとどの程度の時間で湯が入れ替わるのかよく分からない。自分がはいったときは途中で一人になったため湯は新鮮であったが混雑時はどうなんだろう。
露天は二人入ると精いっぱいの大きさである。
こちらも常に湯があふれている。最初はいったときは垢が浮いておりガッカリしたが、これはおそらく先客が体を流さずにはいったためと思われる。
小さい浴槽なので湯の入れ替わりは早いようで、内風呂にしばらくはいったあと露天に再度はいってみると浮いていた垢はすっかりなくなっていた。
露天からは山側の家が見える。白い柵があってその向こうにある建物が駅の待合室のようで、弥五島駅と勘違いしていた。
会津鉄道は高架なのか、下風呂温泉のメモリアルロードに似ているな、後で見に行こうなどと思っていたら全く違った。駅は山側ではなく川側だった。
湯上りに窓を見ると、でっかいジョロウグモが3匹巣をつくっている。昼でも虫が捕まるのか、ときどきスッと巣の端まで動いたりする。恐ろしい。
明かりにちかいほうのクモが大きいので、エサの捕獲量が違うのか、それとも年齢の差なのか。
写真を撮るのは遠慮しておいた。
感想
湯量も多く非常によい温泉だと思う。自分の場合はほとんどお客さんがいなかったこともあって、新鮮な湯ではいることができたのだが、混雑時だと違う感想を抱くかもしれない。
一番風呂を除いて午前から午後早くは空いていると思うので(この日は土曜日で、到着したときに出て行ったお客さんが何人かいた)、空いている時間帯を狙っていくことをお勧めします。