【湯治宿・自炊宿の宿泊】福島県福島市 赤湯温泉 好山荘

磐梯山の近くで湯治宿を探す

好山荘

磐梯山に登る日は、飲み会を兼ねて近くの温泉宿に泊まるつもりだった。 福島市まで出て飯坂温泉に泊まるのが当初の計画であったけれど、どうせなら行ったことのない温泉に泊まりたい。 周辺で自炊できるところを探したら、中の湯旅館と好山荘が見つかった。中の湯旅館は一見お断りみたいなことが書いてあるのでつぎの機会を探すとして、今回は好山荘を選んだ。

予約

金曜の宿泊で、水曜に予約の電話をいれた。 電話では食事がちょっと・・と困った感じで断わられるのかと思ったら、素泊まりなら問題ないとのことだった。 当日行ってみると宿泊客があるとは思っていなかったようで、いくらの部屋?と確認され、3,600円と答えると、それなら大丈夫と部屋に案内された。 自炊する宿では予約が通っていないことはままある話なので、泊まれさえすれば大した問題ではない。

旅館内部

玄関の右の棟が部屋が襖でしきられた昔ながらの湯治部、玄関に向かって左の棟が旅館部のつくりになっている。 私たちは当然、湯治部である。湯治部なので浴衣とかティッシュとかの備品はないので持っていく必要がある。

好山荘 外観

廊下に沿って駐車場側に6部屋あり、手前の二つは宿の人が使っているようだ。反対側は大広間がある。
奥にも部屋があるようだけれど、どうなっているのか不明。

好山荘 廊下

部屋の手前に宿泊客が使える台所と手洗いがある。手洗いは男女共用だ。

台所には一口コンロが四つ、電子レンジがあり、鍋とフライパンもある。鍋は頑張って二人用の小鍋なので、大鍋を使いたい人は持っていったほうがいいだろう。

好山荘 キッチン

冷蔵庫は共用のものを使用できるけれど、宿の食材でほぼいっぱいである。 飲み物などは冷蔵庫で冷やすより、水道の水(沢の水?)で冷やしたほうがよく冷えるそうだ。榮川酒造で買った純米酒はそのとおり水を流しながら冷やしてみた。

日本酒 冷

実際ほどよく冷えるし、雰囲気もあってよい。
となりで湯のみを大量に冷やしているのは謎。

温泉

温泉は男女別の内湯が一つ、露天は旅館部から出入りできる屋上のものと駐車場のむこうにある屋外の男女別の二つがある。3つとも24時間入浴できるそうだ。

内湯(赤湯)

好山荘 内湯

3ヶ所のどの浴場がメインなのかよく分からないが、内湯が赤湯で露天は白湯になっているので内湯がメインなのではないだろうか。 宿のひとによると白湯より赤湯のほうがあたたまるとのことで、実際に赤湯は汗が引かず、入浴後に部屋で横になっているとそのまま寝てしまった。

露天(屋外)

好山荘 露天外観

好山荘 露天

夜も入れるそうだけれど、虫にからまれそうで明るいうちのほうがおすすめである。動物がでるかもというようなことも書いてあった。
磐梯山登山で疲れた体でビールを飲みながら浸かっていると、もうこのまま夕食も作らずに寝てしまおうかなという気になる。

露天(屋上)

好山荘 露天 屋上

玄関から見上げた位置にあるので、最初はなんなのか理解できなかった。ベランダのような張り出しにあるのは五右衛門風呂である(最初の写真に写っている左上部のもの)。
二つの露天は同じ温泉を使用していると思われるので、違いは景色だけである。私はもう一方の屋外のほうが好きだなあ。
建物の向こうに森が見えるので、ずいぶん遠くに来たなという気になる。30分単位の貸し切り。二人ではいると狭いので一人ではいるのがよいと思う。

夜はふけて

夕食は「サバとブロッコリーのトマト煮」と「 マーボー豆腐」を作って、映画を見ながら日本酒を飲む。
「仁義なき戦い 完結編」、「リトルフォレスト 夏/秋」と続けて、途中ビールをもって内湯に入る。あがって再度飲み直し「暗黒女子」の途中で気絶。
23:30ごろ宿の人が廊下を歩く音で目覚めて、布団を敷いて改めて寝た。7月末で日中の気温は30度を超えていたけれど山の夜は冷えて、掛布団が必要だった。

翌日6時ころ目覚めるがそのまま8時まで寝る。同行者は前日に最近眠れないとぼやいていたがぐーすか寝ていた。
昨夜食べるはずだった「鳥のモモ焼き」と「冷やし中華」を作る。

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次回は安達太良山だな、と思いながら本日の目的地の喜多方にむかった。