【日本二百名山】会津朝日岳 7月の登山

会津朝日岳登山

7月の土曜日に会津朝日岳に登ってきた。 f:id:misatospring:20190707141003j:plain

木賊温泉岩風呂

奥会津は近いようで遠いので前夜から移動する。
朝日岳登山口に向かう前にずっと行きたかった木賊温泉に寄った。一昨年会津駒ケ岳へ登ったときにも来たが、台風被害で閉鎖していた。昨年も一時期閉鎖していたようだ。 木賊温泉岩風呂 奥の浴槽が足元湧出で、あふれた湯が手前の浴槽に流れ込んでいる。浴槽の接続部分の湯花のためか、空気に触れるためかはわかないけれど、手前の浴槽は湯花で白く濁っている。
うっすら硫黄の匂いもし、雰囲気も良いので人気の温泉だというのもよくわかる。交通の便が悪いにもかかわらずいつもお客さんがいるようだ。今回は夜遅かったため独占できたのはラッキーだった。

泉質単純硫黄泉
源泉の温度44.8度
営業時間00:00 - 24:00
定休日なし
料金200円
受付有無無人

アプローチ

国道289号から「いわなの里」にむかい、いわなの里の先の砂利道を少し走ると登山口に着く。

いわなの里
いわなの里
白沢の集落から先の道は狭く離合できない。行きは対向車がなく、帰りもすんなり行ければ良いなと思っていたら、よりによってダンプが来た。
運よく待避所があって離合できたが、バックを余儀なくされるところであった。

※ 帰りの方向から見ると待避所は複数存在します。行きは気づかなかった。

赤倉沢登山口

登山口に到着したのは5時過ぎ。10台程度の駐車場にすでに7台の車が止まっている。静かな山だと聞いていたけれど、この時間でこれだけ人がいるのに驚いた。

朝日岳登山口
朝日岳登山口

渡渉(というほどではない)

雨が続いた影響か登山道には水が流れ込み、川の水量も多めであった。 朝日岳登山道 朝日岳川越え

朝日岳川越え
どこを渡るのが正解かわからない
行きで川にはまると悲劇だ。代わりに帰りはそれまでドロドロになった靴が綺麗になる。 終点近くの道に水が流れるようになっているのは、足元を綺麗に保てるよう緻密に計算された山人の叡智かもしれない。

人見の松

登山開始から1時間48分経過。このあたりまで眺望はない。
人見の松という標はどういう言われなのだろう。 朝日岳人見の松 ここから25分ほどの「叶の高手」で一度ピークとなるが、広くないし眺望もよくないのでここで休憩したほうがよい。

最後の壁

ちょうど3時間。頂上までもうすぐのところで急登になる。急登というよりへばりついて登っていくという感じ。

朝日岳登山道
見上げたところ
朝日岳登山道
登り切ったところ
朝日岳登山道
雪も残っている

頂上

急登を登りきったところの岩場が見通しもいいし、一番高いように感じる。ただ高くて狭いところが怖いので足がすくむ。 朝日岳頂上 実際の山頂は少し進んだところにある。 朝日岳頂上 こちらはゆったりしているし(碑もある)、風もよけられるので休むのはこちらのほうが良い。
征服感を得たい人には先ほどの岩場のほうが良いだろう。

下山

頂上手前の急登を慎重に降りれば他に危険な箇所はない。
曇り空で高湿度のなか、下りの前半は駆け下りたので汗だくになった。途中ですれ違った方に「こんな早い時間に降りるならもう一山行けるだろう」と言われたが、そこまで山好きではないのである。
11時10分に無事下山。GPSの測位では12.54kmだった。
あまり食事をとらなかったこともあって、下りの後半は低血糖気味でもたもたしてしまった(測位結果で明らかにわかる)。登山では積極的にカロリー摂取をしよう。

駐車場の車は10台だった。5時台から結局3台しか増えなかったようだ。静かな山で間違いはない。
下山後の靴洗いは駐車場の横の川で可能。

温泉と食事

登山後の入浴は「季の郷 湯ら里」に行った。同じ場所にある「むら湯」は南会津らしい鉄分の多い濁った湯だった記憶があるが、ここは無味透明だった。 なにか違いがあるのか、それとも記憶違いか。
入口に登山者向けの水道が設置してあるので、このあたりの山に登ったときは利用したい。
※写真は撮り忘れました。

昼食は只見町の美好食堂。 美好食堂 当初は太郎鮨でソースかつ丼を食べるつもりだったけれど準備中だったのでこちらへ。 なんとなくタンメン(800円)をお願いしたら、見たことのない容姿だった。 美好食堂タンメン