【薄い財布】Cartolare(カルトラーレ) フラットウォレット を使ってみて

これまでLEHMANN社の財布を使っていた。 大きな小銭入れ、2箇所の札入れにカードホルダーは6枚分あり、加えて複数枚のカードを収納できるポケットがあった。

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使い勝手は申し分なかったけれど経年で傷んできたことと、収納力がありすぎて会員証や領収書などなんでもいれてしまうので分厚くなってしまい、ポケットがふくらんでしまう。

実際に使うカードは数枚だし、経費を使えない立場としては領収書などほぼ必要ない。
そこで財布を薄いものに変えて、似非ミニマリストを目指してみることにした。

財布に求める要件

薄い財布の選択にあたり、求める条件は以下のものである。

  1. 小銭入れは不要
    日常の買い物はほぼ電子マネーで済ませている。なので現金を使うのは飲み屋に行ったときくらいである(個人でやっている店はまだまだ現金払いが多い)。
    現金を使い小銭がでた場合はカバンなどにいれている別の小銭入れにしまい、銀行に行った際にすべてATMで預け入れている。
    薄い財布で小銭入れがついているものもあるが収容能力は低いので、ここは割り切ることにした。

  2. カードホルダーは内向き
    おおくの財布はカードホルダーが外向きについている。外向きというのはカードが抜け出た際に、そのまま落ちてしまう可能性がある。
    薄い財布の候補にあげていた Bellroy(ベルロイ) Note SleeveabrAsus(アブラサス) がこのタイプだ。
    amazon.comではNote Sleeveのカードホルダーがゆるゆるになってカードが落ちるというレビューも散見された。
    メーカーも考えて作っているのだろうから心配が過ぎるのかもしれないが、過去にカードを落とした経験からもこの内向きというのにはこだわっている(内向きのつくりは上記写真のイメージ)。

  3. 収納するカードは5枚
    日常持ち歩くカードは、
    ・銀行のキャッシュカード 1枚
    ・クレジットカード 2枚
    ・某スーパーの株主優待カード 1枚
    の計4枚である。
    この4枚にプラスして別の銀行のカードを持ったりするので、5枚を必要枚数とした。
    旅行に行く際はさらにカード類が増えたりするが、そのときは大きい財布を持っていけばいいだろう。

  4. 購入先は信頼できるサイトから
    これは財布の購入に限ったことではないが、通信販売では購入先が怪しくないことが大前提である。
    クラウドファンディングで展開されている Tenuis3 は6枚はいるカードホルダーが内向きだし、小銭入れや隠しポケットまでついている。
    ただクラウドファンディングはサイト取引に介入しなかったり、特定商取引法の記載があいまいだったりしたので対象から外した。
    まあ投資なので明確な取引を求めるのは筋違いなのだろうが、投資なら別の形でする。

この条件のなかから選んだのがCartolareのフラットウォレットだった。
外国の製品だと思ったら日本のメーカーらしい。

フラットウォレットの使用感

購入から1ヶ月使用してみたが、日常の財布としての使用に不満はない。

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カードは蓋のところのカード入れに重ねて入れるので、一枚一枚のカードホルダーに比べて必要とするカードを取り出しづらいかと思っていたが、5枚くらいのカードならすぐに識別できて一枚の取り出しはすぐできる。

フタを開けるだけで札を見せずにカードが出せるというメリットは確かにそうだが、 そもそも現金(札)をたくさん持ち歩くわけではないので、まあそんなのもかという感じ。

どこまで札を入れられるかは検証していないが、札15枚を入れてもそれほど厚くなるわけではなかった。

以下の写真はなにも入っていない状態と、5枚のカードと6枚の札を入れたときの厚さである。

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カードをいれた分フタのところが膨らんでいるものの、スーツの胸ポケットにいれても違和感がない厚さである。
これまでの財布は確認せずとも厚さで財布の存在が分かったが、この厚さならば触って確認しないと分からない。最初のうちは何度か落としたかなと思ったくらいである(これまでのが厚すぎたという話もある)。

ちなみに小銭入れは表に出さないので FREESE の無骨なものを使っている。

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フラットウォレットと大きさがあまり変わらないような気もするが、小銭入れは持ち歩かずにどこかに入れているので特に問題はないのだ。

薄い財布に変えてから、領収書やカード利用控えの整理頻度があがり(札入れ個所に多少の領収書は収容できる)、また限りなく使うことのないポイントカードを持ち歩かなくなったことで不必要な買い物も減ったような気がする。

あと会計時の見栄えか。ぼたっとした財布にいろんなものが入っているよりかはスマートに見えるだろう。

一時、「お金持ちが持っているのは長財布」とかいうバカな話が出回ったりしたが、いまは逆に「お金持ちは長財布を持たない」という説が出始めているそうだ。なんでも商売にするすさまじいマーケティングで、財布で人生が変われば苦労はしない。

だが身の回りのものを変えることで、生活パターンを変えるきっかけを作れることもあるだろう。要は生活の延長線での合理性、実用性である。

今回はいらぬカード、領収書を持たないというミニマリストの観点から財布を変えてみたが、財布という支出の窓口に変化を起こせるか、財布に触れる度に意識していきたいと思う。